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勝武士、28歳コロナ感染で死去。初っ切りで相撲界の盛り上げ役が!

またもや、コロナ感染での悲しいニュースが飛び込んできました。

大相撲の三段目力士、勝武士さんが、28歳という若さで死去されました。

勝武士、コロナ感染、闘病虚しく・・

高田川部屋の三段目力士、勝武士さん(本名:末武清孝)が、コロナ感染のため4月初旬より入院、闘病されていましたが、本日5月13日未明、都内の病院で死去されました。

国内で20代でのコロナ感染での死亡は、勝武士さんが初めてだそうです。

報道によると、勝武士さんは、発熱してからも、なかなか受け入れてくれる病院が見つからず、血痰が出て救急搬送され、やっと治療に取り掛かられたそうです。

28歳の若さで、この世を去られた勝武士さん。

糖尿病の疾患があったそうです。

ご本人はもとより、ご家族のや同部屋の方の無念さは、想像を絶します。

 

勝武士の高田部屋では、他にもコロナ感染者が・・

日本相撲協会によると、元々、4月25日に、高田川部屋の師匠、高田川親方(元関脇安芸乃島)と、弟子の十両白鷹山(はくようざん)が、新型コロナウイルスのPCR検査を受け、「陽性」と診断されたことを明らかにしていました。

その際、幕下以下の力士4人の感染も併せて公表されましたが、個人情報保護の観点から、部屋名、力士名は公表されませんでした。

今思えば、このときの感染者の内の一人が勝武士さんだったのですね。

勝武士は、『初っ切り』で活躍していた!

勝武士さんは、生前、どのような活躍をされていたのでしょう。

勝武士さんは、平成3年11月4日生まれ。(享年28歳)

山梨県甲斐市の生まれで、初土俵は平成19年の春場所です。

番付は、三段目でしたが、勝武士さんは、相撲界の盛り上げ役として人気のあるお相撲さんでした。

勝武士、『初っ切り』で活躍

勝武士さんの活躍の場、『初っ切り』

初切初っ切り(しょきり、しょっきり)とは相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物で、相撲の取組の前に決まり手四十八手や禁じ手を紹介するために江戸時代から行われています。

現在では大相撲の花相撲や巡業などで見ることができるそうで、勝武士さん初っ切りを観せていました。

初っ切りで観客を楽しませている勝武士さん。

芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、

勝武士の人柄には「初っ切りをやっていて連合稽古で稽古している姿も目に浮かぶ。元気で明るい性格だったみたいですよ。初っ切りで巡業をやっている中で、たくさんの人に喜んでいただいたということ」と惜しんだ。

面白おかしく見せるだけではなく、相方と呼吸を合わせての演技のため、練習も相当積んでいたものと思われます。

勝武士さんを悼む声も続々と・・

勝武士さんを悼む声は、各界やネット上でもたくさん上がっています。

東京都の小池知事コメント

「28歳の若き力士がお亡くなり、大変びっくりしました」「感染された方で、東京都において20代で亡くなられたのは初めてです。コロナは世代に関係なく、何歳であろうが命を奪う恐ろしい病気だと教えてくれます。勝武士さんのご冥福をお祈りすると共に、心からお悔やみ申し上げます」

ネット上でも・・

まだ若い、これからの方がなくなるのは辛すぎます。

コロナの恐ろしさ、まだまだ気を緩めてはいけません。

勝武士さんのご冥福をお祈りしたいと思います。