人気漫才師のトミーズ雅さんが21日、レギュラー出演しているMBSテレビ「せやねん!」に電話で生出演し、17日に大腸がん手術をしていたことを告白し、話題になっています。今回は、雅さんの大腸がんになった経緯、また昔出演していた番組について調べてみました。
大腸がんになったのはいつ?
雅さんによると、2月に夫人と阪神タイガースの沖縄キャンプを見に行き、その際ホテルのトイレで血便が出たそうです。雅さんいわく、「血便というより、ほんまに血が出て・・・」かなりの出血だったようですね。
妻には隠していたようですが、拭ききれなかった便器の血が見つかり強く病院行きを勧められたそうです。夫人が同行されていて本当に良かったですね。受診して「大腸がん」と診断されたそですが、幸いにも早期だったそうです。
3月17日に手術
手術を受けたのは3月17日。がんは大腸に二箇所できていたそうで、離れた場所だったために大腸を55センチも切り肛門につなげたそうです。ただ、開腹ではなく腹腔鏡手術だったため、経過も順調で、電話とはいえ早期のテレビ生出演ができたようです。
早期発見といってもかなり大きな手術のようにも思いますが、それを腹腔鏡でできるとは、医学の進歩にも驚きです。本当に奥さんがいて、早期に治療できて何よりでした。喜ばしいことに転移もなかったようです。
トミーズ雅の昔・プロボクサーから『夜はクネクネ』へ
そんなトミーズ雅さんですが、昔は売れない芸人さん。遡ると、芸人の前は、プロボクサーをされていました。
写真は、トミーズ雅さんが、ドラマで36年ぶりにリングに上がられたときのもの
漫才師になる前は進光ボクシングジム所属プロボクサーで、1979年西日本ミドル級新人王、最高ランクは日本スーパーウェルター級1位。リングネームは本名をそのまま使用。
1981年当時、同じく元プロボクサータレントの赤井英和とスパーリング対戦したこともあるそうです。
人気深夜番組『夜はクネクネ』に出演。
左から、トミーズ雅、原田伸郎、角淳一
『夜はくねくね』っていう深夜番組。街ブラ番組の源流と言われている伝説的な番組に、雅さんが出演されていたことはご存知でしょうか。
出演者は原田伸郎と、当時毎日放送のアナウンサーだった角淳一。当時NSC(吉本総合芸能学院)を卒業したばかりの新人だったトミーズ雅は、元プロボクサーであることを買われ、原田たちのボディーガードとして同行という設定。が、基本的に探検隊風の衣装を着て彼らの後をついていくだけであり、番組中ほとんど喋っていなかったんです。
軽妙なトークの原田伸郎と関西で人気の角淳一の後ろで、無言で歩いていただけなのに、なぜか人気が出て、その後の活躍は言うまでもありませんね。
トミーズ雅の今後は?
プロボクサーからお笑い界へと転身。売れない時代を経て、今や吉本興業の中でも高感度の高い売れっ子お笑い漫才師。またタレントとしてもバラエティ番組などにも引っ張りだこの雅さんですが、トミーズとして、健さんとの掛け合い漫才も是非とも見てみたいところです。
今後は、当面の間は治療に専念されるそうです。復帰についても、「まずは治療を優先し、お医者さんと相談していきたい」と、所属の吉本興業から発表されています。ゆっくり治療・休養されて、お茶の間に帰ってきてほしいですね。
お読みいただきありがとうございました。